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2024年9月7日(土)

欧州訪問 8/29~9/10

欧州とアジアの大軍拡に反対、核兵器禁止条約の推進を

志位議長、欧州左翼議員と会談

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(写真)欧州議会左派会派の議員らと会談する志位議長=5日、ブリュッセル

 日本共産党の志位和夫議長は5日、ベルギーのブリュッセルにある欧州連合(EU)の欧州議会を訪問し、欧州左翼党会派議員と会談しました。ベルギー労働党のマルク・ボテンガ議員、スウェーデン左翼党のヨナス・シェーステット議員、キプロス労働人民進歩党のギオルゴス・ジョージウー議員とともに、平和と安全保障をテーマに意見交換しました。

 ボテンガ氏は会派を代表して志位氏の訪問を歓迎。現在は会派として、重大課題のウクライナ戦争の和平に向けた議論をしている最中だと説明しました。

 ボテンガ氏は日本共産党が指摘するように、国連憲章と国際法に基づく解決が必要だと発言。さらに欧州の各国政府がロシアを非難しながら、パレスチナ自治区ガザを攻撃するイスラエルを擁護する「ダブルスタンダード」が平和実現の妨げになっていると言及しました。

 志位氏は、ウクライナ侵略を利用して欧州で北大西洋条約機構(NATO)の拡大と大軍拡が進む中、欧州の左派議員らが軍縮と平和の実現を訴えていることに連帯と敬意を表明。議員らに各国の平和のとりくみの説明をうけ、自由な質疑を行いました。

 会談では各議員から東アジアやインド太平洋の安全保障問題と日本共産党の政策に関する質問が相次ぎました。

 志位氏は党の「東アジア平和提言」を紹介するとともに、広島・長崎の原爆投下を経験した被爆国の政党として核兵器禁止条約を推進していると発言。欧州とアジアで平和を実現するための国際連帯を広げていこうと呼びかけました。

 各議員から、こうした意見交換を歓迎するとともに、協力を進めていきたいとの発言が寄せられました。


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