2024年9月5日(木)
批判浴びた総裁選ポスター
自民党本部 横断幕に
ジェンダー不平等・金権腐敗に無反省
自民党が党総裁選の巨大な横断幕を党本部の外壁に設置しています(写真)。ネット上やテレビで批判を浴びているポスターと同様のデザインで、歴代総裁の白黒写真を並べ、中央にキャッチコピーの「THE MATCH」を赤字で記しました。大きさは縦7・7メートル、横12・85メートル。
同ポスターについては、TBSの番組(8月21日放送)でコメンテーターのトラウデン直美氏が長年の日本政治のジェンダー不平等に触れて「おじさんの詰め合わせ」だと批判。ネット上ではポスターは“女性不在”の政治を変えるつもりがない表明だと指摘されています。
また、ポスターで故安倍晋三元首相が中心に配置された構図について「数々の不祥事は何ら反省しないという宣言か」(同25日のTBS番組で安田菜津紀氏)との指摘も。
ポスターには、ロッキード事件(1976年)で逮捕された田中角栄氏をはじめ、リクルート事件(88年)、東京佐川急便事件(92年)など、大企業と癒着した金権腐敗の政治を国民から追及され、退陣に追い込まれてきた自民党の“顔”が並んでいます。