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2024年9月3日(火)

共産党が台風10号被害調査

県は治水工事・支援を

川氾濫の岐阜県池田町・大垣市

もとむら・すやま氏

写真

(写真)地域住民から被害の話を聞く(左から)すやま、もとむら両氏=2日、岐阜県池田町

 台風10号の大雨で増水・氾濫した岐阜県の杭瀬(くいせ)川流域に2日、もとむら伸子衆院議員、すやま初美衆院比例予定候補が現地調査に訪れ地域住民の声を聞きました。三尾圭司岐阜2区予定候補が同行しました。

 揖斐(いび)郡池田町では、住宅や田畑が浸水しました。杭瀬川沿いに住む片山南区長の河瀬治男さんは「杭瀬川の治水と自然環境を守る会」会長を務めています。「杭瀬川と支流の合流地点でいつも氾濫するので、毎年、大垣市の関係者と一緒に県に改修を陳情しています。川幅拡張や橋脚のない橋への架け替えはなかなか進まず、しゅんせつ工事で対応しています」と語りました。

 氾濫地点近くで床上浸水した居酒屋を片付けていた被災者の男性は、「お店の冷蔵庫3台、カラオケ機2台、畳30枚などがダメになった。り災証明で国の援助は下りないの」と問いかけました。

 もとむら氏は「り災証明書は申請し、被災した状況が分かるようにできるだけたくさん写真を撮っておいてください」とアドバイスしました。

 その後、中小企業庁に連絡を取り、被災状況を述べ、支援を求めました。被災小規模事業者を支援する自治体連携補助金を、岐阜県が支援すると決めれば活用できることが分かりました。

 大垣市荒崎地区では、大垣市議団とともに調査を実施。荒崎水害訴訟原告だった男性が「洗堰(あらいぜき)ぎりぎりの水位でした」「訴訟後に県は洗堰をかさ上げしていますが、完了するまでにはまだ数年かかります」と語りました。


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