2024年9月2日(月)
党大会目標達成、総選挙躍進へ 国民の中にうってでて党づくりの飛躍を
2024年9月1日 大会・2中総決定推進本部
猛暑と台風のなか、命と安全を守りながらの奮闘に心から敬意を表します。
8月の党員拡大は、入党の働きかけは2945人、入党申し込みは375人で、50代までの入党は106人でした。読者拡大では、日刊紙119人増、日曜版398人減、電子版58人増で、日刊紙で前進をかちとったものの、日曜版ではあと一歩届かない結果となりました。
お盆を挟み、災害による難しい条件もあったとはいえ、2中総以来、全党の奮闘でつくってきた党づくりの前向きの変化を、“目標水準”への飛躍へと結ぶことができなかったことに、推進本部としての責任を痛感しています。
とりわけ、全地区の運動にするとともに、入党の働きかけで1割、読者拡大で3割の支部のとりくみになっている現状を打開し、全支部の運動をいかにしてつくりだすか。ここに私たちがぶつかっている最大の課題があります。3日の全国都道府県委員長会議での「六つの問題提起」と「まとめ」も、そのための突破点を提起したものでした。
推進本部として、大会決定の徹底を推進し、すべての支部が「手紙」の返事を出し、党勢拡大への「踏み切り」を行う援助を強めるイニシアチブを発揮できていたか、そのためにも小池晃書記局長の「全党への訴え」で元気がでる政治指導を徹底し、8月・9月の重大な意義を支部にまで伝えきれていたか、しっかり自己検討し、9月の活動にのぞむ決意です。
「全党への訴え」で政治的構えをつくり立ち上がろう
9月の方針の基本は、全国都道府県委員長会議での幹部会方針と小池書記局長の「全党への訴え」で明瞭です。激動の情勢のもとで、わが党がどういう政治的構えにたって活動にのぞむか、「全党への訴え」では次の諸点を強調しています。
○岸田首相を退陣表明に追い込んだのは、国民の怒りの広がりとわが党の論戦、全党の大会決定の実践と「しんぶん赤旗」の徹底追及だったことに深い確信をもって今後の活動にのぞむ。
○早ければ10月にも解散・総選挙が行われる可能性が生まれている。“様子見”や“受け身”の対応ではなく、自民党政治転換の展望、「共産主義と自由」など、わが党の姿を広く国民に攻勢的に訴える活動にうってでながら、幹部会方針――党勢拡大の目標をやりあげていく。
○党づくりで“目標水準”を突破することは、党大会決定の成否を考えても、総選挙の勝利にとっても、いよいよ重大な意義をもつものとなっている。党の命運がかかった8月、9月の活動の意義にいま一度魂を入れ、なんとしても“目標水準”の運動をつくりだす。
8月の活動では、この政治的構えが、どれだけ党機関役員、地方議員、そして支部と党員の全体の決意にできたかが、大きな分かれ道となりました。
8月に5人の入党者を迎え、日刊紙で「目標水準」を突破し、日曜版でも7月に続く連続前進をかちとった兵庫県の東灘・灘・中央地区では、大会決定の読了で8月に4割に達し、「手紙」の返事も94%の支部が出すなど、ねばりづよく支部・党員のたちあがりを広げる努力を土台に、支部長会議で「全党への訴え」について“いつもの月末頑張れの訴えではない”“政治局面の変化にふさわしいとりくみにしようということだ”と議論、24日の地区主催の「集い」や総選挙候補者、地方議員と支部との「ミニ集い」を開いて入党者を迎え、読者拡大も支部がたちあがる流れがつくられています。
9月の活動でも「全党への訴え」を徹底し、文字通りの全支部運動、全党員運動へと前進させていくことに執念をもって頑張りぬく――ここにこそ現状打開のカギがあることを、心から訴えるものです。
9月の活動の力点について
9月の具体的活動で、どういう節と条件を生かして飛躍をつくりだしていくか。次の点を重視してとりくみましょう。
――自民党総裁選報道のもと、「全国宣伝行動スタート週間」(2日~8日)にとりくみ、すべての比例・小選挙区の候補者、地方議員が先頭にたって、街頭で、SNSで、政治を変える展望を太く語れる日本共産党の姿を知らせましょう。大学門前宣伝、トワイライト宣伝など「共産主義と自由」「自由な時間」をテーマにした宣伝にもとりくみましょう。候補者決定をはじめ総選挙独自の準備をすすめましょう。
――党員拡大、読者拡大、世代的継承で、9月の1回目の3連休となる16日までの節目標をもち、16日までに飛躍をつくりだす党機関の手だてを明確にして、“目標水準”突破への可能性を必ずきりひらきましょう。
この間党員を迎えた支部では、生まれ変わるような活動が始まっているところが少なくありません。全国遊説、地区主催の入党懇談会・「集い」での入党の働きかけとともに、すべての支部が新しい党員を迎え、新しい活力を得て総選挙にむかうことを特別に重視しましょう。
読者拡大では、日曜版読者への日刊紙拡大の独自作戦とともに、総選挙にむけた対話、支持拡大、「折り入って作戦」に支部が目標をもってとりくみ、これと結んで広く支持者・後援会員、党員の結びつきに購読を訴え、日曜版拡大の飛躍をつくりましょう。
――7日の全国地区役員講座を全都道府県・地区役員がもれなく視聴し、今月こそ全支部運動をつくりだす力にしていきましょう。この講座を、党大会決定の全党徹底の現状打開をはかる転機にし、全党員読了の手だてを抜本的に強めましょう。
全党のみなさん。いま裏金問題でも、暮らしと経済、外交でも、人権・ジェンダーでも、自民党政治を根本から転換する新しい政治の希望を語れるのは日本共産党のほかにありません。国民のなかにうってでて、自信と誇りをもって党を語り、9月こそ党づくりの“目標水準”を達成しようではありませんか。








