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2024年8月29日(木)

青木市議 二審も勝訴

大阪高裁 香芝市の請求棄却

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(写真)支援者らとともに喜ぶ青木市議(中央)=28日、大阪市北区

 奈良県香芝(かしば)市の青木恒子市議(日本共産党)が出席停止処分は不当だと訴えた裁判で28日、一審に続き二審でも勝訴しました。大阪高裁の中垣内健治裁判長は一審判決の取り消しを求めた香芝市の請求を棄却しました。

 青木氏は2021年12月に生活保護申請などの議員同行は禁止とする川田裕議長に疑義を呈したことが問題視されました。くり返し陳謝の懲罰を求められてもすべて拒否しましたが、22年12月議会で4日間の出席停止処分が強行されました。

 青木氏は一連の懲罰は不当なもので精神的苦痛を受けたとして市に330万円の損害賠償を請求。一審の奈良地裁は24年1月、処分は違法だとして市に33万円の支払いを命令。市は議会の意向を受けて控訴していました。

 二審判決を受けて青木氏は「生活保護を受ける市民の権利を守るたたかいであり、異常な議会をただすたたかいだ。全国的な支援も受けて本当に勝てて良かった」「今月から市も議員同行を認めるようになって良かった」と話しました。

 傍聴に来た香芝市の男性(65)は「まともな判決だ。今後は市民に寄り添った議会になることを期待している」と話しました。


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