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2024年8月28日(水)

関東大震災・朝鮮人虐殺101年を前に差別反対のパレード

在日朝鮮人と日本人の学生

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(写真)「東京都は(関東大震災での)朝鮮人虐殺を否定するな」とコールする参加者=27日、東京都内

 関東大震災・朝鮮人虐殺から9月で101年になるのを前に、虐殺の歴史を記憶し、差別に反対する在日朝鮮人の学生や日本人の学生らが27日、東京都内でデモ・パレードを行いました。小池百合子都知事が虐殺犠牲者の追悼式典に追悼文を送付しない姿勢を取っていることに対し、「東京都は朝鮮人虐殺を否定するな」などとコールしました。

 昨年に続き2回目となったデモ・パレードには各地から約100人が参加。新宿駅東口前から都庁にかけて歩きました。

 愛知県から来た在日朝鮮人4世で大学3年生(20)は、朝鮮学校に対する自治体の補助金が停止されている問題について、「朝鮮人への差別は現代でも起きている。今すぐ是正してほしい」と話しました。

 女性(23)=千葉県=は、日本の植民地支配から解放された「光復節」に合わせ、大学のゼミ仲間と渡韓した際に現地の活動家の思いにふれ、初めてデモに参加。「小池都知事は虐殺犠牲者への追悼文を送るべきだ」と語りました。

 都庁前のスタンディングでは、一橋大学大学院で朝鮮近現代史を専攻している男性(24)がスピーチ。朝鮮人虐殺は国家的犯罪であるとし、「公権力が差別に“NO”とはっきり言わなければ、差別はなくならない。国や都は歴史わい曲をやめ、植民地支配の責任を果たすべきだ」と訴えました。


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