2024年8月27日(火)
自民総裁選 古い体質と政治を温存
「国民は誰も求めていない」
小池書記局長が会見
日本共産党の小池晃書記局長は26日、国会内で記者会見し、自民党総裁選に候補者が次々に名乗りを上げていることについて、「各候補は『自民党は変わる』『党改革』などというが、誰ひとりとして、安倍・菅・岸田と続いた12年間の自民党政治を変える展望を示していない」と厳しく批判しました。
![]() (写真)記者会見する小池晃書記局長=26日、国会内 |
小池氏は、自民党が「派閥解消」を掲げながら、各候補者は旧派閥の領袖(りょうしゅう)の支持を取り付けるために躍起になり、“派閥のボス詣で”を繰り返していると指摘し、「総裁選は古い自民党の体質と政治を温存させようとするものでしかない」と強調。自民党総裁選のポスターが歴代自民党総裁の顔を並べて「時代は『誰』を求めるか?」などとスローガンを掲げていることに触れ、「古い政治を象徴的に物語るものだ」「国民は誰も求めていない」と批判しました。
小池氏は「岸田文雄首相の退陣は統一協会との根深い癒着と裏金事件への国民の怒りが契機となったものだが、その根本問題に切り込む候補者は誰もいない。裏金事件の真相解明も企業・団体献金の禁止も誰ひとりとして語らない」と指摘。総裁選に名乗りを上げている候補者はいずれも12年間の安倍・菅・岸田政権で自民党の幹部や閣僚を務め、「戦争する国づくり」「くらしそっちのけの大企業奉仕」を推し進めてきた当事者だからだと強調しました。
さらに、候補者からは緊急事態条項の創設や自衛隊明記など改憲を競い合う発言も相次いでいると指摘。「総裁選でいくら表紙を付け替えても、安倍・菅・岸田政権の12年間の反省と政治の中身の転換がなければ、過去3代の政権の行き詰まりの道を繰り返すだけだ」と述べ、来たるべき総選挙では自民党政治を終わらせるために日本共産党の躍進を目指すと表明しました。









