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2024年8月16日(金)

終戦の日 各地で党宣伝

「平和誓い合う」 紙氏らよびかけ

北海道

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 「日本を再び戦争する国にしないため平和を誓い合おう―」。

 日本共産党の、紙智子参院議員、はたやま和也元衆院議員・比例予定候補、伊藤りちこ道3区予定候補は15日、札幌市白石区で「終戦の日宣伝」を繰り広げ犠牲者への哀悼の意を表しました。さとう綾市議が司会を務めました。

 紙氏は、「軍国主義の日本による侵略戦争が敗北した日」と強調。9日に長崎の平和式典に参加した感想を述べ、「不戦の誓いを立てた日本国憲法の立場に立った政治を引き続き力を合わせて求めていきましょう」と呼びかけました。

 はたやま氏は、日本国憲法を守り生かすために力を尽くすと決意を述べ、道内で行われている日米共同訓練やオスプレイの飛来など「戦う準備」が強化されている実態を告発。憲法の平和理念を壊してきた自民党政治による「戦争する国づくりを絶対に許さないと終戦の日に誓い合おう」と訴えました。

 伊藤氏は、岸田首相が自民党政治の下、憲法を変えアメリカといっしょに戦争する国づくりをすすめようと狙っていると指摘。「武器をもつことで戦争につながる危険を冒すよりも平和外交で戦争の火種を消していく社会を実現しよう」と呼びかけました。

改憲阻止へ全力 高橋氏決意表明

青森

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 終戦の日の15日、青森市では「自公政治を終わらせ、憲法をいかす政治を取り戻そう! 青森市民平和集会」が開かれ、120人が参加しました。

 青森県九条の会など10市民団体と、日本共産党、立憲民主党、社会民主党の共催です。

 参加者は、自民・公明政治による戦争準備や改憲にノーを突きつけ、「日本国憲法に基づく政治を取り戻そう」と集会アピールを採択。総選挙で自公政治を終わらせ、平和憲法を守るための運動を一層広げようと確認しました。

 スピーチでは、岸田首相の総裁選不出馬に対し、「誰が総裁になろうと、改憲に一直線であることに変わりはない」と厳しい批判も。対話外交に徹することなど、世界の中で憲法9条がもつ値打ちを深め合いました。

 日本共産党の高橋千鶴子衆院議員、社民党県連の今村修代表らが連帯あいさつし、立憲民主党の田名部匡代参院議員がメッセージを寄せました。

 高橋氏は、市民の声が改憲を狙う与党の腕をしばり、阻んできたことを強調。「憲法を守り、自民党政治そのものを終わらせるために、力を合わせます」と表明しました。

「核抑止」固執 谷川氏が批判

東京

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 日本共産党の谷川智行衆院東京比例(4区重複)予定候補は15日、大田区で終戦記念日の街頭宣伝を行いました。

 谷川氏は「私は長崎で生まれ育ち、被爆者の『原爆は絶対に駄目だ』という言葉を心に刻んだ。被爆者とともに原爆症認定訴訟をたたかった。核兵器禁止条約への参加を広島・長崎の市長も呼びかけている。これこそ被爆地の声だ」と強調。条約への参加をかたくなに拒む岸田政権を批判しました。

 谷川氏は、核抑止の呪縛から抜け出して、条約に参加する政府をつくることが必要だと強調。「誰が自民党の総裁になっても今の政治は変わらない。自民党政治そのものを代えよう」と訴えました。

 清水菊美大田区議は「大田区は平和憲法を擁護し、核兵器のない世界を目指すと宣言している。平和な日本を守るために力を合わせよう」と語りました。

平和のため全力 はたの氏ら訴え

神奈川

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 日本共産党神奈川県委員会と女性後援会は79回目の終戦記念日の15日、横浜市の桜木町駅前で宣伝し、「横浜ノースドックへの米軍揚陸艇部隊配備撤回と早期全面返還を」などと呼びかけました。

 はたの君枝衆院南関東比例予定候補、井坂新哉県議、白井正子横浜市議、浅賀由香党県副委員長、女性後援会の田中由美子氏が参加しました。

 はたの氏は、沖縄だけでなく神奈川でも米軍関係者による性犯罪が隠蔽(いんぺい)されていたことに抗議したことを紹介。「戦前に戦争反対を唯一貫いた共産党は今、憲法9条を守り抜き大軍拡をやめさせ、日本と世界の平和のために力を尽くす」と訴えました。

 井坂氏は「戦争、核兵器をなくしたいとの思いを周りに伝えよう」、白井氏は「日本政府が核兵器禁止条約に参加するよう声を上げよう」、田中氏は「戦争する国づくりを許さない。その思いを共産党へ」と訴えました。

自民政治転換し憲法を守り抜く

長野

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 日本共産党長野県委員会と長水地区委員会は終戦記念日の15日、長野駅前で宣伝し、憲法を守りぬく決意を訴えました。宣伝に立ち止まった高校生が「戦争にならないために正しい情報を集めたい」と話すなど、宣伝に注目が寄せられました。

 この日の宣伝は13人集まり、「世界の宝、憲法9条を今こそ守り、生かそう」と書いた横断幕を掲げ、武田良介前参院議員、和田明子、山口典久の両県議、野々村博美、滝沢真一の両市議がリレートークをしました。

 武田氏は、自民党政治が平和憲法を壊し、戦争する国づくりをすすめてきたと強調。大軍拡を進めてきた岸田文雄首相の自民党総裁選不出馬表明に触れ、国民に追い詰められた結果だと述べ、「自民党政治を根本から転換していく」と表明しました。

 宣伝に立ち止まり、取材に応じたAさん(16)は戦後79年について、「教科書では昔に感じるけど血縁をたどるとそう古くない。ロシアは隣国なので日本が戦争しないために正しい情報を集めたい」と話しました。

「戦争ない未来」 もとむら氏強調

愛知

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 79回目となる「終戦の日」を迎えた15日、日本共産党の、もとむら伸子衆院議員、すやま初美の両衆院東海比例予定候補は名古屋市にある金山駅前で宣伝を行いました。「憲法9条にもとづく平和外交を」などが書かれた横断幕を広げてアピールしました。

 もとむら氏は、「あの戦争を二度と起こさせないために、一緒に力を合わせていきましょう」とスピーチ。岸田首相が退陣を表明したことにも触れ、次の自民党総裁に誰がなろうと、自民党は憲法9条を変え、緊急事態条項の創設などを狙っていると指摘。「平和憲法を守り生かしてこそ、子どもたちの未来をつなぐことができる。その声を広げていきたい」と訴えました。

 その上で、過去の侵略戦争にも命がけで反対を貫いてきた日本共産党は、戦争をさせない確かな力になると述べ、「来たる総選挙で、どうか大きく伸ばしていただきたい」と呼びかけました。

 すやま氏は、外交によって戦争のない日本とアジアをつくることが重要だと強調。党の外交ビジョンも紹介しながら、「平和を願う世界中の人びとと力を合わせて、戦争のない日本とアジアをつくっていく決意です」と語りました。

自民党政治を終わらせよう

滋賀

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 79回目の終戦記念日の15日、日本共産党滋賀県委員会の節木三千代副委員長(県議)は、大津、草津の両市で街頭演説しました。岸田首相が自民党総裁選に立候補しないと表明したことについて「国民の怒りが追い詰めた」と強調。解散・総選挙で自民党政治を終わらせるため、日本共産党の躍進をと訴えました。

 節木氏は「日本がやるべきことは戦争の準備ではなく、憲法9条に基づいた外交だ」「核兵器禁止条約にサインする政府をつくろう」と訴えました。

 大津市では、きのせ明子衆院滋賀1区予定候補が「『立憲主義を守れ』の原点に立った市民と野党の共闘を再構築するために全力で頑張る」と表明。草津市で佐藤こうへい衆院滋賀3区予定候補は「政党を選ぶ比例代表では、日本共産党に新しい政治をつくる願いを託してほしい」と訴えました。

核兵器禁止条約 清水氏「参加を」

大阪

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 日本共産党大阪府委員会は大阪市の天王寺公園前で街頭宣伝し、清水ただし衆院近畿比例・大阪4区予定候補、竹内よしのり大阪1区予定候補が「戦争させない、市民が平和をつくる主人公に」と訴えました。

 清水氏は、「戦争する国づくりはストップし憲法9条をいかした平和外交こそ」と、党の「東アジア平和提言」を紹介。日本が加害者となりうる「拡大抑止」の議論は許されないと批判し、「日本政府は米国の核の傘から抜け出し核兵器禁止条約に参加を」と訴えました。

 竹内氏は、「裏金問題で反省できず、アメリカいいなりに軍事予算を増やして暮らしを壊してきた自民党政治をおおもとから変えよう」と訴えました。

 宣伝を聞いた中学3年生の女子は「平和学習の授業で戦争は恐ろしいと学んだ。私たちで平和をつくっていきます」と話しました。

新しい戦前ノー こむら氏ら訴え

兵庫

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 日本共産党兵庫県委員会は15日、こむら潤衆院近畿比例予定候補(兵庫8区重複)、松田隆彦県委員長を先頭に神戸市・元町で宣伝し、「“新しい戦前”にさせない。平和憲法改悪を狙う自民党政治にノーを突き付け、みんなの力で退陣に追い込もう」と訴えました。

 こむら氏は、「侵略戦争反対など日本共産党が戦前から訴えてきたことの多くが憲法に織り込まれているのは、人類の普遍的な願いだからです。“ともに幸せをうみ出す”共産党を総選挙で躍進させてください」と訴えました。

 庄本悦子県議、森本真神戸市議と、ふじすえひろみ・1区、たけうちゆみこ・2区、かとうけんじ・3区、ひびゆうこ・4区の各衆院選挙区予定候補が、反戦平和と核兵器廃絶を誓い、総選挙での党躍進を決意しました。

戦争反対を貫き平和外交に決意

奈良

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 奈良県では15日、日本共産党の衆院選挙区予定候補らが「戦争する国づくりやめさせよう」と各地で宣伝しました。

 奈良市の近鉄奈良駅前では、井上良子1区予定候補が「日本共産党は国民が主人公、侵略戦争反対の旗を掲げてきた。北東アジアの平和のために憲法を生かした外交努力を行う」と訴え。中島かつじ市議予定候補は「5年で43兆円の軍事予算。戦争準備のためにこれ以上の徴税は許せない」、北村拓哉市議は「岸田首相は政権を投げ出した。総選挙、来年の市議選で党の躍進を」とそれぞれ訴えました。

 三郷(さんごう)町では宮本次郎2区予定候補が、大和高田市では太田あつし3区予定候補が3人の市議とともに宣伝しました。

 チラシを受け取った女性が「頑張ってください」と握手を求めて激励するなどの反応がありました。

平和国家に逆流 田村貴昭氏批判

福岡

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 終戦記念日の15日、日本共産党の田村貴昭衆院議員(衆院九州・沖縄ブロック比例予定候補)は、北九州市小倉北区で出口しげのぶ市議と街頭宣伝をし、九州・沖縄比例2議席確保の決意を語りました。

 田村氏は、戦争の痛苦の経験から戦後日本は平和国家として歩んできたと強調し、自公政権の「戦争する国づくり」の逆流を批判しました。小倉医療センターなど国立病院のための積立金まで大軍拡につぎ込む軍拡財源法に党が最後まで反対したことを紹介。岸田首相は総裁選不出馬で事実上の辞任表明に追い込まれたとし、「総選挙で自民党政治を終わらせ、悪い政治と正面切ってたたかう日本共産党を大きくしてください」と訴えました。

 裏金事件の訴えに足を止めた女性(78)は「(裏金は)自民党のやりそうなこと。共産党は一本筋が通っていて言ってることもまとも。がんばってほしい」と期待を寄せました。


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