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2024年8月14日(水)

連続事故の教訓活かせ

松山 JAL争議団支える会訴え

御巣鷹山事故39年

写真

(写真)解雇争議の早期解決を求めて合唱で支援する愛媛うたごえ協議会と愛媛争議団を支える会=12日、松山市

 日航ジャンボ機123便の「御巣鷹の尾根」(群馬県)墜落事故から39年がたった12日、「JAL不当解雇とたたかう愛媛争議団を支える会」は、松山市で宣伝。猛暑にもかかわらず過去最高の40人が参加し、解雇争議の早期解決と安全運航の確立を求めました。愛媛うたごえ協議会は、熱い思いを込めて「あの空へ帰ろう」などを合唱して支援しました。

 JAL被解雇者労働組合(JHU)の林惠美さんと大池ひとみさんは、墜落事故で亡くなった方々に哀悼の意を表しました。日本航空の利益優先、安全軽視の経営の下で、不安全事例(滑走路への誤侵入、飲酒問題、機体接触など)が相次ぐ現状は、123便事故前の連続事故当時の状況と酷似していると指摘。

 「経営破たんを口実に、“モノ言うベテラン乗務員”を中心に165人を解雇したことで、経験を尊重する風土がなくなり、連続事故の教訓が活(い)かされていない。“いつか来た道”をたどることになるのではないかと憂慮する」と述べ、解雇争議早期全面解決と安全運航確立を求めました。

 愛媛労連の今井正夫議長は「職場で労働条件や安全運航を求めてきた労働者を排除するようなことはさせてはならない」と支援を呼びかけました。


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