2024年7月22日(月)
欠陥オスプレイ ノー
山口 岩国配備に抗議の「怒」
米軍の輸送機オスプレイが米軍岩国基地(山口県岩国市)を拠点に使う日米共同訓練などに反対する「岩国を戦争の拠点にするな! オスプレイを飛ばすな! 市民集会」が21日、同市役所前で開かれました。住民投票を力にする会などでつくる実行委員会の主催。約150人が参加し、抗議の声を上げました。
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28日からの日米共同訓練ではオスプレイ計6機程度が同基地に飛来。また同機を年内に同基地に初配備する計画も狙われています。
「あの欠陥機、オスプレイを堂々とここへ持ってくるなんて、黙っているわけにはいかない」。こう訴えた市内の女性は近所の男性から「わしは怒っとる。わしの代わりに言ってほしい」と頼まれたとし、「埋もれている多くの声がある。市民の声を集めて大きな世論をつくろう」と呼びかけました。
実行委員長で岩国地域労連の即席湖文議長は昨年11月のオスプレイの鹿児島県屋久島沖での墜落事故などを挙げ、「これからも事故が起こる可能性が高い。反対の声を大きくしよう」と訴えました。
日本平和委員会の千坂純事務局長が情勢報告し、オスプレイを「この2年で4件の墜落事故が発生し、計20人の軍人が死亡する異常な事態」と指摘。大分県平和委員会の日高幸男事務局長、日本共産党の藤本一規県議が連帯あいさつしました。
参加した市内の女性(77)は「オスプレイはいつ、どこで落ちてもおかしくなく、恐ろしい」。宇部市の男性(48)は「あれほどの欠陥機が上空を飛べば市民は不安になる」と語りました。