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2024年7月21日(日)

生活苦しい 最賃上げよ

東京・新宿 全国一律1500円以上へデモ

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(写真)最低賃金の全国一律1500円以上を求めてデモ行進する人たち=20日、東京都新宿駅南口前

 最低賃金改定の目安審議がヤマ場を迎えるもとで、全労連・国民春闘共闘委員会、全労協などでつくる「最賃あげろ共同アクション」は20日、東京・新宿駅周辺で全国一律1500円以上の実現をめざしてデモ行進しました。200人以上の参加者(主催者発表)は「最低賃金 格差をなくせ」などのプラカードや「いますぐどこでも1500円」と書かれた横断幕を掲げ、「物価高以上に賃金上げろ」「貧困、格差いますぐなくせ」と音楽に合わせてコール。沿道から飛び入りする人や手を振る人がいるなど大きな注目と共感が寄せられました。

 サウンドカーからスピーチした、牛丼チェーン店で働くという青年は「時給は1150円。それなりに休めて生活できる賃金がほしい。最賃1500円に」と訴えました。郵便局で働く組合員は「非正規雇用で働く同僚はエアコンも使わず、ガスの契約も切った」と告発。郵便局は全国同じ業務にもかかわらず、地域によって賃金が違うとして、「全国一律にしていこう」と呼びかけました。

 SNSを見て参加したという30代の男性は、正規雇用だが賃金は20万円以下だといい、「生活に余裕がない。最賃1500円になれば少しは余裕ができる」と話しました。

 加入する組合から誘われて初めて参加したという40代の女性は、「物価高で今までと同じ生活ができなくなっている。貯金ができるくらいの賃金になってほしい」と話しました。


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