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2024年7月20日(土)

ディズニー労働者が行動 米カリフォルニア州

公正・生活できる賃金を

 米カリフォルニア州アナハイムにあるディズニーランドの労働者は17日、労組とディズニー社の新たな労働協約を巡る交渉が続く中、賃上げなどを求めて行動しました。約700人が参加し、「公正な賃金を」「ディズニー労働者は立ち上がる」などと書かれたプラカードを掲げました。

 ディズニー労働者1万4000人を代表する四つの労組は4月から、同社と団体交渉を行っています。その一つサービス業国際労組(SEIU)は、賃上げなどを巡り交渉が行き詰まっているとしています。19日には、ストライキ実施の是非を問う組合員投票が行われます。

 SEIU西部サービス労働者組合のセバスティアン・シルバ氏は、アナハイム市議会が施設拡張のために10年間で19億ドル(約2995億円)の支出を承認したと指摘。「ディズニー社が公正な労働協約を提供できる能力があることは明らかだ」として、労組の要求に応えるよう求めました。

 行動に参加したマリア・エレナ・ロマノさんは米メディアに対し、家賃が支払えず、車中での生活を強いられている労働者もいると告発。「物価高騰の下、生活をやりくりすることができなくなってきている。公正なだけでなく、生活できる賃金を求める」と述べました。


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