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2024年7月10日(水)

米兵性犯罪・隠蔽に抗議

政府に平和委 地位協定改定を要求

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(写真)米兵の少女暴行事件・情報隠蔽について政府(右側)に抗議する日本平和委員会の人たち=9日、衆院第1議員会館

 日本平和委員会は9日、衆院第1議員会館で、米兵による少女暴行事件と、この事件の情報を隠蔽(いんぺい)した問題について政府に抗議し、米軍犯罪の根絶と日米地位協定の改定、米軍基地の撤去を求めました。

 千坂純事務局長は、「沖縄県民は戦後おびただしい性暴力にさらされ続けているなかで、また米兵によって16歳未満の少女に対する許しがたい性犯罪が行われた」と抗議しました。政府がこの事件を、沖縄県議選が終わるまで隠し続け、さらに5件の米兵による性犯罪があったことも県に一切報告していなかったと指摘し「政府の対応は絶対に許すことができない。真相を明らかにし、再びこうした隠蔽をせず、米兵犯罪を根絶することを求める」と語りました。

 オンラインで参加した沖縄県平和委員会の上野郁子さんは「沖縄の女性たちは、いつまで米兵のえじきにされなければいけないのか」とのべ、「被害にあった少女の受けた恐怖はどれほどだったか。被害者と家族のことを政府は考えているのか」と追及しました。

 外務省、防衛省が事件を沖縄県に報告しなかったことについて、もし県が知っていれば被害者をケアすることができたはずだと指摘しました。「私たちの尊厳を奪う米兵のいる米軍基地の撤去を日本政府から米国に求めてほしい」と訴えました。

 防衛省と外務省の担当者は、沖縄県へ情報提供をしなかった理由や責任の所在について「捜査機関の活動内容にかかわる」として回答しませんでした。


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