2024年7月5日(金)
都知事選
全員給食 市民ら期待
東京都知事選で蓮舫候補が掲げる多摩地域を含めた区市町村の学校給食費無償化の公約に、中学校の全員給食の実現を求める市民からも期待の声が上がっています。
東久留米、東村山、国分寺の3市の中学校給食は現在、弁当併用外注方式(スクールランチ方式)で、生徒全員が小学校と同じ温かい給食を食べる方式になっていません。
全員給食の実現に取り組む国分寺市の小柳英梨子さん(57)は「給食費が都の負担で無償化されれば全員給食の実現につながります。双子の娘は中学生の時に不登校で、特別支援学級に通っていました。登校は週に数回だったので学校の弁当を注文することが難しく、行政に置き去りにされていると感じました。そもそも義務教育は無償なので、給食も無償にすべきで、給食を無償にするなら全員給食にすべきだと切実に思います。蓮舫さんにとても期待しています」と語りました。
同市で2人の子どもを育てた女性(52)は「今の都の制度だと自治体の財政力によって給食の質が左右されます。国分寺市は無償化の予定ですが、対象者は全員ではありません。都が全額補助を行うなら、質が保たれた全員給食が実現できるので、蓮舫さんの公約は大きいです」と話しました。