2024年7月1日(月)
日本を戦争国家にするな
若者憲法集会 デモに1200人
東京・銀座
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岸田政権による「戦争国家づくり」に反対し、憲法を生かした政治の実現を求めて30日、若者憲法集会が東京都内で開催されました。集会後、銀座で行われた若者憲法デモには全国から集まった1200人の参加者(主催者発表)が、「軍事費ではなく教育・福祉」などのプラカードを掲げながら、リズムにのせて「日本を戦争国家にするな」「憲法変えるな憲法生かせ」と声をあげました。沿道から手を振る人やスマホを向ける人など、大きな注目を集めました。主催は若者憲法集会実行委員会。
参加者は、各地で草の根の運動に力を合わせながら参加を広げてきました。
デモでは全国の青年がスピーチ。愛知県の大学生(20)は、敵基地攻撃能力の保有や大軍拡が平和につながるとは思えないと批判。「誰かの犠牲の上に成り立つ平和を私たちは望んでいない。私たちには平和のうちに生きる権利がある」と訴えました。
大阪府の青年(24)は、子どもたちやお年寄りが犠牲にならない戦争はないと、ウクライナやガザへの侵攻で改めて分かったと指摘。「多くの人が夢や希望を突然に奪われた。憲法9条を持つ日本が平和の先頭に立つべきだ」と語りました。
デモに参加した栃木県の青年(27)は、政府が、混迷する世界情勢を利用して軍事力を増強する道に踏み出そうとしていることに黙っていられなかったと強調。「参加して、決して悲観してはいけないと思った」と話しました。
北海道の大学生(18)は、政府は社会保障や教育にお金をかけずに軍事費を増やしており、国民を見ていないと指摘。「全国の青年の話を聞いて、自分の地元でも頑張りたいと思った」と話しました。
若者憲法集会のメイン企画では、「九条の会」事務局長の小森陽一さんが講演、関連企画を行いました。