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2024年6月30日(日)

多様な価値観大切に

パートナーシップ制度前進

山口でレインボープライド

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(写真)「ハッピープライド!」と声を上げながらパレードする人たち=29日、山口市

 LGBTQをはじめとして社会を構成するみんなが差別や偏見にさらされず、多様な価値観を大切に生きられる社会の実現をめざし、山口レインボープライド2024(同実行委員会主催)が29日、山口市で開かれました。LGBTQへの理解を深める展示やトーク企画が行われました。

 「ありのままの自分にプライド(誇り)を持とう」というメッセージを込めたプライドパレードには360人(主催者発表)が参加。カラフルな衣装や帽子、フェイスペインティングなどをした人たちは虹色の旗を手に「ハッピープライド!」と声を上げて市内を歩き、沿道や車内から手が振られました。

 山口でのレインボープライドは昨年5月に続き2回目の開催です。イベントに合わせて当事者の声を集め、パートナーシップ制度導入を行政に要望しました。県は3月にパートナーシップ宣誓制度を制定し、9月から実施。山口市や阿武町でも制度が始まりました。

 田中愛生実行委員長は「パレードの人数も昨年より増え関心が高まっていると感じる。当事者や支援者、理解者が相互に関係しあい、すべての人が幸せな人生を築く社会にしたい」と語りました。山口市の男性(47)は「誰もが生きやすい社会になるのが一番」と話し、小学生の娘とパレードに加わりました。

 パートナーシップ制度実現を求めてきた日本共産党の地方議員もパレードやイベントに参加。藤本一規県議は「制度が当事者の権利向上や多様なサービス利用に結び付くよう頑張る」と話しました。


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