2024年6月14日(金)
兵庫県議会に百条委設置
知事告発文受け 共産党、究明求める
![]() (写真)動議に賛成討論する庄本氏=13日、兵庫県公館 |
兵庫県議会は13日、元西播磨県民局長による斎藤元彦知事の視察先での贈答品受け取りや政治資金パーティー関連の疑惑、県職員へのパワハラ等の告発を受け百条委員会の設置を賛成多数で可決しました。日本共産党の庄本悦子県議は、県民が真実を明らかにすることを求めていると強調。真偽を明らかにするため客観性、公正性、公平性が担保される同委の設置に賛成しました。委員会は14日から開かれ、庄本氏が委員で参加します。
前局長告発に斎藤氏は3月27日の会見で事実無根だと主張し、5月7日に前局長を処分。視察先でのコーヒーメーカーの受け取りや県庁の内部調査に協力した弁護士が知事の利害関係者など数々の疑惑が明らかになり、各会派がそれぞれ知事に第三者機関の設置を申し入れ。知事が第三者機関設置を決めたものの準備の中心となる監査委員は県庁出身者で県民の立場に立った監査ができるか不透明です。
議会として真相解明のため自民と県民連合が百条委員会設置の動議を出し、共産、無所属が賛成、公明、維新が反対しました。
百条委は地方自治法100条を根拠に自治体業務を調査する委員会で県議会での設置は1973年以来。