しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年6月14日(金)

2024沖縄県議選 16日投票

平和で豊かな沖縄へ全力

 「基地のない平和で豊かな沖縄を」の願いを日本共産党へ―。沖縄県議選(16日投票)が大激戦のまま最終盤に入った13日、各候補は街頭から力を込めて支持を訴えました。

那覇市・南部離島区(定数11)

基地押し付け反対

子ども貧困 解決を

写真

とぐち修候補・現

写真

比嘉みずき候補・現

 那覇市・南部離島区(定数11)の、とぐち修、比嘉みずき両候補=いずれも現=は那覇市内を回りました。

 とぐち氏は、アメリカ言いなりで米軍基地を押し付け、沖縄振興予算を削る岸田政権を言語道断だと批判。「政治を変える一票は、自公政治と真正面から対決する日本共産党のとぐち修にお寄せください」と演説しました。通りかかった車の運転手が笑顔で手を振る場面がありました。

 比嘉氏は県議選で、デニー知事を支える「オール沖縄」の与党が伸びるか、野党が議席を増やすかが注目されていると強調。「『子どもの貧困』の解決を進め、みんなが願う学校給食費の段階的無償化を実現させよう」と力を込めました。


浦添市区(定数4)

給食無償化 全県で

写真

ニシメ純恵候補・現

 浦添市区(定数4)のニシメ純恵候補=現=は事務所前の交差点でスタンディング宣伝をしました。党支部と後援会は自民、公明、維新の「ニシメ落とし」をはね返そうと奮闘。対話で1票、2票を争う大激戦だと訴えると、80代の女性は「毎朝のウオーキングで会う仲間に呼びかける」と支持を寄せました。

 ニシメ氏は24年間無料相談所を続け、子どもの貧困調査を求めてきたと強調。「中学校給食無償化を全県で実現し、小学生でも進めていく」と演説すると通学中の中学生から「頑張ってください」と声がかかりました。

 午後には玉城デニー知事がニシメ氏の応援演説に立ち、学校給食無償化を前進させるための力が必要だとして、ニシメ氏への支持を呼びかけました。


豊見城市区(定数2)

高校生 医療無料に

写真

セナガ美佐雄候補・現

 自民党現職と諸派新人が立候補している豊見城市区(定数2)ではセナガ美佐雄候補=現=が演説しました。

 セナガ氏は子ども医療費の高校卒業まで無料化、学校給食費の段階的無償化を「党7候補の全員勝利、玉城デニー知事を支える与党多数の県議会にして実現したい」と強調。物価高で暮らしが大変な高齢者の支援も進めていくと述べました。

 自民党の裏金政治に対し、保守の立場だった人や長く自民党議員の後援会長を務めた人から怒りの声があがり、党への期待が寄せられていると紹介。「金権腐敗一掃、戦争への道を阻止するみなさんの思いを私に託してほしい。自公政権の終わりの始まりを告げる県議選挙にしていこう」と呼びかけました。


沖縄市区(定数5)

新基地建設 許さぬ しまぶく恵祐候補・現

 沖縄市区(定数5)の、しまぶく恵祐候補=現=は「最後の1議席を自民党と争う激しい争奪戦。必ず勝ちぬかせてください」と力を込めてマイクを握りました。街頭から手で○印をつくっての応援や「支持するよ」と声援が相次ぎました。

 来年度から段階的に実施される学校給食無償化に触れ、「一人ひとりが声を上げれば政治を前に動かせる」と指摘。玉城デニー知事と力を合わせ、辺野古新基地建設を許さず平和の地域外交を進め、高校卒業までの医療費無料化実現などに全力で頑張ると述べました。

 応援に駆け付けたデニー知事は「地方から政治をただす声を上げていかなければならない。そのために(『オール沖縄』の)議席を増やしたい。しまぶく候補への支持を最後の最後まで広げてください」と訴えました。


糸満市区(定数2)

国の圧力 屈しない

写真

上原トクイチロー候補・新

 糸満市区(定数2)で党議席の引き継ぎに挑む上原トクイチロー候補=新=は、勇退する玉城ノブ子県議とともに演説しました。「国民、県民のための政治を取り戻そう。そのためにも県議選で沖縄から政治を変えよう」と呼びかけ、通りかかった多くの車内から手が振られました。

 上原氏は那覇市の基地・平和行政の担当課長当時、辺野古の新基地建設に反対する故・翁長雄志市長(後の知事)を身近に支えてきたと表明。遺骨の混じった糸満の土砂を辺野古の埋め立てに使うことは許せないとし、「玉城デニー知事を支える議席が必要だ。国の圧力に決して屈しないデニー知事を全力で支える」と訴えました。


pageup