2024年6月13日(木)
性暴力は許さない
全国各地でフラワーデモ
性暴力のない社会を求めて続けられているフラワーデモが、11日を中心に全国各地で取り組まれました。東京では、東京駅前に「性暴力は許さない」と書かれたプラカードやカスミソウの花を持った人が集まり、性被害当事者や支援者の発言に耳を傾けました。
フェミニズムやジェンダーについての読書会を地元で開催しているという参加者は、性被害当事者が「私も(me too)」と声を上げるためには、それを聞き届ける人がいること(with you)が大切であることなどを学んできたと強調。「ジャニーズ性被害当事者から、性被害とその後の人生の葛藤などを聞いて、子どもの性被害は二度と起こしてはならないと感じた」と語りました。
ある参加者は、性売買について「積極的に声をかけていくのは男性なのに、買春男性は罰せられず、売春女性ばかりがスティグマ(負の烙印=らくいん)を背負わされることが続いている。買春は性暴力だという認識を広げていきたい」と話しました。
戦時中の朝鮮で、日本の軍需工場での働き口があるとの紹介で行ってみたら、慰安所で被害を受け続けることになり、戦後、日本軍「慰安婦」の経験を証言し続けたファン・クムジュさんの活動が紹介されました。