2024年6月5日(水)
市民の怒り わからぬか
裏金問題で国会前
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自民党の裏金事件を受けた政治資金規正法改定案の審議が続く中、総がかり行動実行委員会は4日、衆院第2議員会館前で、企業・団体献金の禁止と自民党政治の転換を求めて緊急行動を行いました。100人の参加者(主催者発表)が「自公は国民の声を聞け」と訴えました。
憲法9条を壊すな!実行委員会の高田健さんは主催者あいさつで、改定案をめぐる動きは市民の批判に端を発しているが、裏金事件の全容解明には背を向けたものだと批判。自民党、公明党、維新の会が合意した改定案は市民の声に挑戦するような法案だと強調し、「自民党はこの間の選挙で連戦連敗だ。市民の怒りが見えていない自民党に審判を下す闘いを広げよう」と呼びかけました。
憲法共同センターの高橋信一さん(憲法改悪阻止各界連絡会議事務局長)は「自公維の改定案は政治資金パーティー券購入者の公開基準を20万円超から5万円超に引き下げるというが、これでは抜け穴は防げない」と批判。戦争をさせない杉並1000人委員会の林健さんは「改定案は泥棒自身に泥棒を捕まえる縄をなわせるようなものだ」と話しました。
日本共産党の穀田恵二国対委員長、立憲民主党の逢坂誠二衆院議員、社民党の新垣邦男衆院議員があいさつ。穀田氏は「私たちは今、世論の高まりを背景に闘っている。この闘いをさらに発展させ、自民党政治を終わらせよう」と述べました。