2024年6月2日(日)
大幅賃上げへ立ち上がろう
全労連が非正規交流集会
佐賀
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全労連非正規センターと現地実行委員会は1日、佐賀市でパートや派遣など「非正規ではたらくなかまの全国交流集会」を開きました。異常な物価高を上回る大幅賃上げや待遇格差の是正を求める声が広がる中で、大幅賃上げや同一労働同一賃金を実現するために非正規雇用労働者が労働組合に結集し、立ち上がろうと訴えました。2日までの日程。
全体会であいさつした非正規センターの柳恵美子代表は、憲法が掲げる個人の尊重や法の下の平等を実現させるには貧困や格差などおかしいことに声を上げないといけないと指摘。「働いている地域で賃金格差があるのはおかしいと声を上げ最低賃金全国一律1500円を実現させよう。最低賃金審議会に向け運動を広げよう」と訴えました。
基調報告した仲野智事務局長は、非正規雇用労働者もストライキを行い、正社員化や時給増を実現させた労組の取り組みなどを紹介し、前進をつくり出している運動に学び、生かそうと強調。佐賀県労連の北野修議長は、女性の低賃金や雇用不安を浮き彫りにした非正規実態調査にふれ「非正規で働く人のところに日本の労働者の矛盾が表れている。労組で闘って改善させよう」と訴えました。
社会保障をテーマにしたトークセッションで交流。争議団紹介では非常勤講師の過酷な働き方の改善や、郵政職場の格差是正の闘いが報告されました。
落語家の古今亭菊千代さんが記念講演。集会後、参加者は市内をパレードしました。