2024年6月1日(土)
沖縄県議選 各選挙区の様相(下)
島尻・南城市区(定数4)
米国いいなりただす
![]() (写真)たまき武光予定候補(75)現 |
この4年間、玉城デニー知事を支える唯一の「オール沖縄」の議席として奮闘してきた日本共産党の、たまき武光予定候補=現=が3期目に挑みます。
ほかに県政与党の社大が前南城市長を父にもつ南城市議を擁立し、野党側は自民が現職1人に加えて与那原町議の新人を公認。公明推薦の無所属新人として南風原町議も出馬予定で、定数4を有力5人が争う見通しです。
前回は与党の当選が、たまき予定候補1人だっただけに「オール沖縄」の前進は、たまき予定候補が勝利できるかどうかにかかっています。
自民は決起集会で2年後の知事選に向け、「県政奪還の第一歩の県議選」と強調。公明の弁士は4月の鹿児島市議選で自民は4人減、公明も得票減だったとし、「油断できない」と引き締めました。
たまき予定候補は、安保廃棄を掲げ米国いいなりをただす共産党だからこそ、漁業を脅かす米軍の訓練水域・空域の返還を迫ることができるとして勝利へ力を尽くしています。
糸満市区(定数2)
反戦平和 宝の議席
![]() (写真)上原トクイチロー予定候補(64)新 |
4期務めた玉城ノブ子県議が勇退し、元那覇市職員で新人の上原トクイチロー予定候補が日本共産党の議席引き継ぎをめざします。玉城デニー知事を支える与党の立場で「オール沖縄」唯一の代表です。
定数2を上原予定候補、自民現職のほか、維新の新人など5人が争う、かつてない多数激戦。上原予定候補以外は糸満市議を経ています。
上原予定候補は辺野古の米軍新基地建設に反対した故翁長雄志・那覇市長(後に知事)を平和行政の担当課長として支えた実績などを訴え。上原予定候補を応援する「市民の会」が発足し、党派を超えて支持を広げています。
3期目を狙う自民現職は全戸訪問を2巡し、事務所開きには800人が参加。30日には石破茂元幹事長を招き決起集会を開きました。維新も馬場伸幸代表がテコ入れに訪れるなど、野党は2議席独占を狙っています。
上原予定候補は「沖縄戦最後の激戦地の糸満で、反戦平和を貫く共産党の宝の議席を」と力の限り訴えています。
豊見城市区(定数2)
![]() (写真)セナガ美佐雄予定候補(62)現 |
定数2に日本共産党のセナガ美佐雄予定候補=現=と自民現職の2人が立候補を予定し、今のところ定数枠内です。











