2024年5月29日(水)
きょうの潮流
629床が休止した都立病院。問答無用で開発・樹木伐採を推進する神宮外苑。新ルートで過密化する羽田空港―。日本共産党の都議団がつくった「小池都政の大問題MAP」が好評です▼まちを壊し、格差を広げる再開発。大型道路は予算増で住宅耐震は予算減。都庁に映像を映す電通ライブへの都税投入と、どれもイラスト付きでわかりやすい。くらしに無関心、都民の声を聞かない、経済界ファースト。それが小池都政の特徴だといいます▼そういえば小池百合子都知事が公約に掲げた「7つのゼロ」はどうなったのか。満員電車ゼロや残業ゼロは達成の見通しも立たず、介護離職ゼロや多摩格差ゼロは改善の気配さえありません▼待機児童ゼロも、都民の世論と運動で保育園の数を増やしてきたものの、隠れ待機児童をふくめると、なお多くが認可保育園を利用できない状況にあります。最近では「ゼロ」の声も聞こえません▼来月20日告示の都知事選に蓮舫氏が名乗りをあげました。自民党の政治とカネの問題を正し、小池都政を転換させようと。会見では「格差で光が当たらない、困っている人たちに政策を届けたい。仕事、食べ物、安心を、子どもたちには教育の充実を届けたい」と訴えました▼8年前、反自民を呼びかけ都知事となった小池氏。しかし共産党都議団が示した小池都政の特徴は、そのまま岸田政権に当てはまります。首都から自民党政治を終わらせる、小池都政をリセットする。みんなの希望をかなえるたたかいです。