2024年5月22日(水)
衆院政倫審 1人が出席意向回答
穀田氏「自民は責任を」
幹事懇談会
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衆院政治倫理審査会は21日、幹事懇談会を開き、自民党の裏金事件をめぐり審査会が審査対象として議決した自民党議員44人の回答について協議しました。自民党は全員が出席意向を示さなかったと説明。ところが、そのうち1人が「審査会から求められれば、各委員の質問に答えないわけではない」と出席意向を示す回答をしていたことが明らかになりました。
44人は文書で回答。回答を閲覧した野党筆頭幹事の立憲民主党の寺田学議員によると、自民議員の1人は「自分自身は出席するつもりがない。なぜなら、説明責任を果たしてきたから」とした上で「しかし審査会から求められれば、各委員からの質問に対しては答えないわけではありません。質問がある場合においては5月24日の正午までに委員部を通して連絡してください」などと回答していました。
寺田氏は「出席の意思が示されているのに、自民党側が出さない方向に導いている」と批判しました。
日本共産党の穀田恵二議員(政倫審委員)は、審査会への44人の出席は自民党を含む全会一致で議決したとして「出席を実現するのは自民党の責任だ。その責任を果たしておらず、真相解明にふたをする姿勢と言わざるを得ない」と批判。44人の回答文書は幹事や委員にも示されていないとして「回答文書を公開するべきだ。国民の前に明らかにして判断をあおぐことが必要だ」と述べ、出席意向を示している1人については「政倫審に出て弁明してもらうべきだ」と主張しました。
対応について幹事懇を開催し引き続き協議することになりました。