2024年5月20日(月)
政治変える展望は共産党躍進に
街頭で つどいで 訴え
神戸・大阪 田村委員長
日本共産党は19日、幹部先頭に全国で党勢拡大と党躍進の訴えに全力をあげ、「政治を変える展望は日本共産党の躍進にある」と呼びかけました。田村智子委員長が神戸市と大阪市でそれぞれ街頭演説と入党懇談会を行い、志位和夫議長が横浜市で入党を呼びかける「わくわく懇談会」(つどい)のあと街頭演説に立ちました。神戸で4人、大阪で6人、神奈川で4人が入党しました。
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田村委員長(衆院東京比例予定候補、参院議員)は、神戸、大阪両市の繁華街で、たつみコータロー、堀川あきこ(京都2区重複)、清水ただし(大阪4区重複)、こむら潤(兵庫8区重複)の衆院近畿比例4予定候補と宮本たけし衆院議員(大阪5区)ら17人の同小選挙区予定候補とともに、大勢の聴衆を前にマイクを握り日本共産党の躍進を訴えました。
冒頭、田村氏は、「新委員長として何をするのか、という質問に、自民党政治を終わらせることが私の一番の役割と答えている」と話しました。その上で、「自民党政治を終わらせ、どういう新しい政治に変えるのか」―日本共産党のビジョンの三つの柱について演説。(1)経済と暮らし立て直し―大企業の内部留保の一部に課税し中小企業の賃上げ助成で最低賃金を時給1500円にするなど党の「経済再生プラン」(2)平和のビジョン―戦争のない平和な東アジアをつくる外交努力(3)ジェンダー平等を一気に進める―選択的夫婦別姓の早期実現などについて縦横に語りました。
財界・大企業の利益優先、アメリカいいなり、人権後進国―「この自民党政治をもとから変える綱領をもっているから、私たちは決して揺らぐことなくこの改革を国民のみなさんとともにやりとげます」と語り大きな拍手を受けました。
田村氏は、大企業の巨大開発と一体となった維新府政・市政が進めるカジノを中核とする統合型リゾート開発(IR)について、「賭博解禁という規制緩和を大阪に持ち込むな」と警告しました。
カジノとともに万博にしがみつく維新政治は深刻な行き詰まりに陥っているとして、会場予定地の大阪市夢洲(ゆめしま)で発生したガス爆発事故について、日本共産党が夢洲にはメタンガスなどが発生し極めて危険だと議会で訴えてきたにもかかわらず、維新は“対策をとっているから大丈夫”と警鐘をはねのけてきたと告発。「その挙げ句の爆発事故。命や安全に対してあまりにも無責任だ」と痛烈に批判し、万博中止を改めて主張しました。
田村氏は、大規模開発には惜しみなく公費を投入し、大規模イベントやカジノ頼みの経済政策、批判も矛盾や問題も押さえつける維新政治を「利権の構造含め自民党政治とそっくりだ」と断罪。「自公とともに維新の会にも厳しい審判をくだそう」と力を込めました。
最後に田村氏は、日本は今、戦争国家への道か憲法を生かした平和のために力を尽くす道か、一握りの人の利益と特権のための政治かすべての人の暮らしと人権を守る政治かの「岐路に立っている」とし、「日本共産党の躍進でともに希望の政治を実現しよう」と呼びかけました。
田村委員長は、神戸、大阪両市で開かれた入党懇談会に参加し、自らの入党のいきさつについて語り、「世の中を変える側にいる生き方をしようと選ぶのが日本共産党に入ることです」「入っていただき一緒に日本を変えることを心からよびかけたい」と熱く訴えました。
衆院近畿比例4予定候補が訴え
4人の衆院近畿比例予定候補が決意表明。たつみコータロー氏は「万博事業費は当初から倍増。そんなお金があるなら能登半島の震災復旧・復興に資材、予算、重機を送るべきだ」と訴え。堀川あきこ氏は「高すぎる学費は自民党政治の責任。政治を変えれば値下げ、無償化は実現できる」、清水ただし氏は「憲法を踏みにじり、裏金にまみれる自民党政治を終わらせよう」と力説。
こむら潤氏は「一人ひとりが自分らしく輝くジェンダー平等社会、戦争のない未来を子どもたちに手渡したい」と語り、比例では「日本共産党」という政党名に希望を託してくださいと訴えました。
神戸の街頭演説では、自民党裏金問題を刑事告発した神戸学院大学の上脇博之教授が「日本共産党の支持者と、『赤旗』読者が増えることが金権政治を変え、真の主権者の政治に変える」との激励メッセージを寄せました。










