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2024年5月18日(土)

結婚の平等 早く

全国キャンペーン拡大

市民団体が会見

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(写真)会見を開いた全国横断アクション・キャンペーン「結婚の平等にYES!」の人たち=17日、東京都内

 LGBTQなど性的少数者の権利保護への関心が高まる中、戸籍上の性別が同じ人との結婚の実現を求める団体「マリッジ・フォーオール・ジャパン―結婚の自由をすべての人に」は17日、東京都内で会見を開きました。全国横断アクション・キャンペーン「結婚の平等にYES!」の活動を拡大し、今後、全国各地でLGBTQに関するイベントを行う予定です。

 同日は「国際反ホモフォビア・トランスフォビア・バイフォビアの日」です。LGBTQへの差別に反対し、人権意識を世界的に高める日とされています。

 同キャンペーンは昨年発足。全国10地域(北海道・宮城・石川・神奈川・東京・愛知・大阪・広島・福岡・沖縄)で各実行委員会が発足。今年から新たに、埼玉、愛媛、山口、宮崎の各県が追加されました。

 「マリッジ・フォーオール・ジャパン―結婚の自由をすべての人に」理事の松中権さんは、性的少数者の権利保護への関心は日増しに高まっていると強調。その上で、全国的に横断した組織がないとし、「結婚の平等の実現に向け、市民の参加を広めていく機会にしたい」と呼びかけました。

 共同代表の寺原真希子さんは、同性同士の結婚を認めない民法などの規定は「違憲」とした、3月の札幌高裁判決にふれ、「世論調査でも7~8割の国民が同性同士の結婚に賛成している。市民の取り組みで国会を動かしていきたい」と強調しました。

 各地域の実行委員会からは、「小さなパレードを毎月開催して、地方からも結婚の平等を求める声を上げている」(宮崎)、「外国人の同性カップルがいる。今の法制度ではビザなしで住むことができない。速やかに法制化を求めたい」(石川)などの訴えがありました。

署名563筆 各党に提出

田村委員長「力合わせる」

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(写真)結婚の平等を求める活動への賛同署名を日本共産党の田村智子委員長(左から4人目)らに提出した「結婚の平等にYES!」の人たち=17日、国会内

 結婚の平等を求める全国横断アクション・キャンペーン「結婚の平等にYES!」は17日、4月に開かれた「東京レインボープライド2024」の音楽配信サービス企業のブースで集めた、結婚の平等(同性婚)を求める活動への賛同署名563筆を各政党に提出しました。

 日本共産党は、田村智子委員長・参院議員、宮本岳志衆院議員、伊藤岳参院議員が応対。田村氏は「結婚の平等を求める大きな運動が国会にも届けられていることを実感している。法律を変えるために皆さんと一緒に力を合わせていきたい」と述べました。


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