しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年5月17日(金)

自衛隊靖国参拝に抗議

宗教者ら防衛省と意見交換

穀田氏あいさつ

写真

(写真)陸自高等工科学校の質問記事を見せながら、あいさつをする穀田氏=16日、国会内

 自衛隊幹部らの靖国神社(東京都千代田区)などへの集団参拝に抗議しようと「平和をつくり出す宗教者ネット」などは16日、国会内で防衛省との意見交換会を開きました。日本共産党の穀田恵二国対委員長があいさつしました。

 陸自の小林弘樹陸幕副長(当時)ら数十人が1月9日に靖国神社を集団参拝したことが本紙調べで発覚。翌10日にも宮古警備隊長ら20人が宮古神社(沖縄県宮古島市)に参拝しています。

 「自衛隊幹部による集団参拝は実施されていたのか」という質問に同省は「参加者全員がおのおのの自由意思にもとづく私的参拝と認識をしたうえで、休暇を取得して、玉ぐし料は私費で支払った私的参拝だった」と繰り返し、「部隊参拝」は「厳に慎むべき」とした、1974年の事務次官通達に違反しないと強弁しました。

 この問題では穀田氏が4月、陸上幕僚幹部が、参拝スケジュールなどを記した「実施計画」文書を持っていることを暴露しています。

 参加者が「この実施計画は誤りだったのか」と質問すると同省は「部隊参拝の承認を得るための資料ではない。私的文書」「行政文書であることで参拝が部隊で公的にあったものではない」と答えました。

 穀田氏は陸上自衛隊高等工科学校の生徒が靖国神社に集団で行っていた問題に触れ「根底には戦前回帰の危険な考え方やたくらみがある。この問題は裏金事件や悪政とつながっている。政治全体を変える、自民党にサヨナラしましょう」と参加者に訴えました。


pageup