2024年5月17日(金)
虐殺私たちが止める
ナクバデー 新宿でコール
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「フリー、フリー、ガザ」「ラファ、ラファ、ラファに手を出すな」―新宿駅前で15日夜、小雨が降る中、大きなコールが響きました。
イスラエル建国にともない、1948年、75万人以上のパレスチナ人が故郷を追われ、難民となった「ナクバ」(大災厄、大惨事)の日とされる同日、イスラエルのパレスチナにたいする虐殺に抗議するアクションが日本各地でありました。夜の新宿駅前には、家を追われたパレスチナ人の帰還の権利を象徴する「鍵」やパレスチナの旗、「パレスチナ解放」「ストップジェノサイド」などと書かれたプラカードを掲げる人たちであふれました。
パレスチナのガザ地区出身のハニンさんは「故郷への思いは引き継がれている」「故郷に戻る夢は力強いものになっている」と訴えました。
ラッパーで母が日本人、父がパレスチナ人のダニー・ジンさんがマイクを握りました。イスラエルによるジェノサイドを「次の世代に残してはいけない。この世代で終わらせたい」「平和のパレスチナに行きたい」と訴え、思いをラップにのせて歌いました。
傘もささずに参加していた女性は「人が人を殺すなんて、許せない」と怒りにふるえていました。昨年12月の渋谷でのデモを見かけて、初めてガザの侵略を知ったと言います。「知ってしまったら、行動しないではいられない」とリモートワークのあと、かけつけました。
35歳の女性は2010年に「中東のことを知りたい」とエルサレム近郊の町を観光で訪れたと言います。「そのとき、パレスチナ人と歩いていると石を投げられた」といいます。「虐殺のニュースを見ると本当につらい。微力だけど無力じゃない」とコールに応じて声をあげていました。