“子どものためにならない”

傍聴者が批判

（写真）離婚後「共同親権」を導入する民法改定案の委員会採決強行に抗議してスタンディングする人たち＝１６日、参院議員会館前

　傍聴に駆け付けた荒川区の女性（４３）は「夫のモラハラが原因で離婚した友人がいる。子どもを育てるだけで毎日大変なのに『共同親権』を求められ、訴訟を起こされるリスクもある。大事な法案なのに多くの人に知られないまま通してしまうなんておかしい」と語りました。

　新宿区の４０代の女性は「悔しい。今さら何年も前に別れた夫と連絡を取り合って話し合いなんて無理。ＤＶ・虐待のある場合や、医療や学校現場など大混乱になると思う。子どものためにならないことは目に見えている」と批判しました。