2024年5月14日(火)
マイナ制度拡大批判
市民ら集会 「法改悪に歯止めを」
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政府がマイナンバー制度のさらなる拡張を図る改悪法案を次々と今国会に提出している問題で「共通番号・カードの廃止をめざす市民連絡会(共通番号いらないネット)」は13日、参院議員会館で集会を開きました。個人情報利用拡大と管理・監視強化をもたらす法改悪に歯止めをかけようと呼びかけました。
今国会で、マイナンバーカードの機能をスマートフォンに搭載できるようにする、マイナンバー法改定を含むデジタル社会形成基本法等の一部改定法案、在留カード等にマイナカードを一体化させる入管法の一部改定法案、マイナンバー制度の利用・提供事務の場合にプライバシー侵害の危険がきわめて高い「身辺調査」法(経済秘密保護法、10日成立)など、マイナンバー制度の利用拡大が狙われています。
いらないネットの原田富弘さんは、マイナカードの健康保険証ひも付けの誤りなど制度の構造的問題をそのままに性急な利用拡大を進める政府を批判しました。
盗聴法に反対する市民連絡会の小倉利丸さんは「政府は政権の維持、企業は金もうけのために個人情報を収集・利用しようとする」と述べました。
自由人権協会理事で移住者と連帯する全国ネットワーク運営委員の旗手明さんは、在留カード等とマイナカードの一体化は外国人管理を強化し、差別を助長すると指摘しました。
日本共産党の伊藤岳参院議員、社民党の福島瑞穂党首があいさつしました。