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2024年5月12日(日)

報道の根本に党の歴史

大学人と共産党のつどい

「日曜版」編集長が講演

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(写真)講演する「赤旗」日曜版の山本編集長=11日、東京都渋谷区

 全国学者・研究者日本共産党後援会は11日、「大学人と日本共産党のつどい」を東京都内の党本部で開きました。オンラインをあわせ約350人が参加。「しんぶん赤旗」日曜版の山本豊彦編集長が、自民党の政治資金パーティーをめぐる裏金疑惑をスクープした取材の経過と「赤旗」の役割について講演しました。

 裏金事件の発端は、2022年11月6日号の「日曜版」。自民党5派閥がパーティー券の収入で合計2500万円を政治資金報告書に記載していないことを報じました。

 山本氏は、スクープの原点に「政治資金パーティーが企業・団体献金の抜け穴になっている」という権力監視の視点があったと強調。この問題を捜査当局が動くまで報じなかった大手メディアの姿勢を批判し、「国民の立場から何が真実なのかを明らかにするのがメディアの仕事だ」と述べました。

 山本氏は、メディアの公正性の基準は「両論併記」などではなく、「最大の権力犯罪である戦争にどう立ち向かったか」にあると指摘。権力の闇を追及する報道の根本には、天皇絶対の専制政治と侵略戦争に反対の旗を掲げてたたかった日本共産党と赤旗の戦前からの歴史があると語りました。

 日曜版のスクープを受け裏金疑惑を東京地検に告発した上脇博之神戸学院大学教授が、ビデオメッセージを寄せ、日本の政治を変えるため、日曜版の鋭い報道とともに、立憲野党の共闘を支える同後援会の活動への期待を語りました。

 吉良よし子参院議員がきたる総選挙での勝利を訴えあいさつ。後援会世話人の丹羽徹龍谷大学教授と、事務局長の萩原伸次郎横浜国立大学名誉教授が、それぞれ開会・閉会のあいさつをしました。


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