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2024年5月7日(火)

被爆80年向け非核の世論を

国民平和大行進 各地で出発

東京で集会

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(写真)夢の島公園を出発し、広島へ向かう原水爆禁止国民平和大行進の参加者=6日、東京都江東区

 核兵器廃絶と被爆者援護を訴えて歩く2024年原水爆禁止国民平和大行進が6日、東京都江東区の夢の島、北海道・礼文島、徳島県鳴門市をそれぞれ出発しました。来年の被爆80年に向け核兵器禁止条約参加の日本を求める世論と運動を広げる重要な行進です。夢の島で開かれた東京―広島コースの出発集会には被爆者ら600人が参加し、広島に向かって元気よく歩き始めました。

 出発集会で、原水爆禁止世界大会実行委員会運営委員会共同代表の高草木博さんが主催者あいさつし、「今年の平和行進は、核大国に対しても、米国の『核の傘』のもとで戦争準備の大軍拡を進める岸田政権の政治にも、はっきりと『ノー』を突きつける、大変重要な国民的行進です」と強調しました。

 連帯あいさつした第五福竜丸平和協会代表理事の奥山修平さんは、ビキニ被災70年にあたり「70年間ずっと反核の思いを継続されてきたみなさま方に心から敬意を表したい」と話しました。

 日本原水爆被害者団体協議会代表理事の家島昌志さんは、被爆者の平均年齢は85歳を超えており「核兵器がなくならなければ死んでも死にきれない。早く日本が核兵器禁止条約に加わり、核保有国を説得して回る立場に立つよう訴えましょう」と語りました。

 原水爆禁止日本協議会の土田弥生事務局次長が、米国の「Peace walk2024」のメッセージを紹介。5月7日から2カ月かけて東京―広島間とほぼ同じ約600マイル歩くとして「みなさんを思いながら姉妹行進を行います」とエールを送りました。

 全国通し行進者として、長崎―広島コースを歩く山口逸郎さんと東京―広島コースを歩く大村美恵さんが紹介されました。


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