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2024年4月28日(日)

「みなし仮設」に家財運搬

能登支援センターがボランティア活動

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(写真)被災者のピアノを運ぶボランティア活動の参加者=27日、石川県羽咋市

 日本共産党と民主団体が運営する「能登半島地震被災者共同支援センター」(石川県羽咋市)は27日、市内でボランティア活動を行いました。

 羽咋市社会福祉協議会の要請を受け、同センターの6人(宮城、福島、埼玉、滋賀、京都からの支援者)が参加。市内の「みなし仮設住宅」に転居するAさん(39)=同県穴水町=の家財道具を軽トラックの荷台から降ろして部屋に運びました。

 Aさんが家族5人で暮らしていた穴水町の借家は能登半島地震で半壊し、避難所で生活している間に取り壊すことが決まりました。職場にも近い羽咋市に空き家を見つけ、5月から新生活を始めます。

 6人は互いに声をかけあい、大きな鏡やピアノを慎重に運び込みました。

 Aさんは「自分だけでは運べないので、困っていたところでした。本当にありがとうございます」と話し、ほっとした様子で作業を見届けました。

 14日から車中泊をして同センターでボランティア活動を続けるBさん(51)=埼玉県羽生市=は「被災地には自宅が住める状態ではない人が多くいます。力になれるように頑張りたい」と語りました。

 同センターでは、輪島市、珠洲市、能登町へのアクセスに便利な穴水町にサテライトセンターを開設。十分な実働時間を確保し、支援者のために宿泊場所も提供してボランティア活動を本格化させています。


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