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2024年4月26日(金)

辺野古基地ノー 海上抗議

護岸工事着手強行から7年

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(写真)海上から「基地建設やめろ」とコールする人たち=25日、沖縄県名護市辺野古沖

 沖縄県名護市辺野古の米軍新基地建設をめぐり、防衛省沖縄防衛局が2017年に護岸工事の着手を強行して7年となった25日、新基地ノーの抗議行動を続けるヘリ基地反対協議会は「辺野古・大浦湾海上大行動」に取り組みました。

 雨が降りしきる同日午前、カヌー28艇や抗議船に乗り込んだヘリ基地反対協・海上行動チームなどの約50人が、辺野古の岬のすぐ沖に集結。「辺野古崎」と呼ばれる岬の突端部分付近で、弾薬搭載場整備のための新たな護岸が造成されている場所に向かって「海を守れ」「ジュゴン、サンゴを殺すな」とシュプレヒコールしました。

 ヘリ基地反対協の仲本興真顧問は、岸田自公政権が沖縄県の権限を奪う「代執行」によって前例がないほど強権的に工事を進めていることに対し、「止めるのは民意、有権者の力です。政治を変えよう」と訴えました。

 海上行動チームの中原貴久子さん(64)は、いまや世界は乱暴な自然破壊の開発を許さない方向に大きく動き出していると述べ、「正しいことは必ず実現させなければならない。新基地建設を止めていきたい」と語りました。

 7年前からカヌーに乗る安里邦夫さん(51)=南城市=は、表現の自由を実現するため、抗議行動に参加し続けていると強調。日本国憲法が自由や権利を手放さないために、国民に不断の努力を求めているとして、「声を上げ努力し続けなければ」と話しました。


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