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2024年4月20日(土)

マイナ利用5%でも現行保険証廃止

厚労相の答弁に批判殺到

倉林議員の追及が話題

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(写真)質問する倉林明子議員=18日、参院厚労委

 健康保険証と一体化したマイナンバーカード「マイナ保険証」をめぐる日本共産党の倉林明子参院議員の国会質問に対し、武見敬三厚労相が、マイナ保険証の利用率が低くても今年12月に現行保険証の廃止方針を撤回しないとの発言に対し、SNSなどで批判の声が殺到しています。

 倉林氏は18日の参院厚生労働委員会で、マイナ保険証の相次ぐトラブルにもかかわらず、岸田文雄政権が現行保険証を今年12月2日に廃止する方針を追及。直近の3月時点でマイナ保険証の利用率が5・47%にすぎないと指摘し、利用率が低迷したままでも現行保険証の廃止を強行するのかとただしました。

 武見厚労相は「マイナ保険証の利用率にかかわらず、(廃止後の)12月以降も医療機関への受診に支障は生じない」と強弁しました。

 これを報じたヤフーサイトへのコメント数は19日午後には約8500件に達し、「民意や医療機関が反対しているのに政府だけがかたくなに強硬に押し通すのは民意を完全に無視」などの投稿もあり、X(旧ツイッター)でも「よくぞ取り上げてくれました」などの投稿がありました。

 倉林氏がこの質問で「なぜ利用率が上がらないのか」と尋ねたのにたいし、武見厚労相は「(医療機関の窓口で)現行保険証を前提とした対応がある」などと医療機関が悪いかのように答弁。これに対し倉林氏は「病院を悪くいってはいけない。今もトラブルが発生し、医療機関も利用者も不利益を実感しているからだ」と強調し、保険証12月廃止の撤回を求めました。


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