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2024年4月18日(木)

森元首相関与を示唆

自民裏金で下村氏 井上議員追及

参院本会議

 日本共産党の井上哲士議員は17日の参院本会議で、自民党派閥の裏金事件を巡り、下村博文元政調会長が森喜朗元首相の関与を示唆する発言を地元の会合でしていたことを取り上げ、事実の徹底解明を迫りました。

 TBS系「報道特集」は13日の放送で、安倍派元事務総長の下村氏が東京都板橋区の会合で話したとされる音声を放映しました。井上氏は、この会合で下村氏が裏金づくりについて、「少なくとも2005年から1999年、森会長の時にそういうスキームをやっていたんだなということは、今、そういうふうに認識しています」と述べていると告発しました。

 さらに、下村氏が政治倫理審査会で森会長の関与について明らかにしなかった理由として、「野党に良い材料を与えるようなもの」「検察に話したことと違うことを言えば再聴取される」と発言していることも挙げ、「総理による再聴取はいったい何だったのか」と批判。岸田文雄首相は「議員の言動一つひとつにコメントするのは差し控える」と述べるのみでした。

 井上氏は、「事実解明のために森元総理、下村氏を含む安倍派元幹部らの証人喚問が不可欠だ。自民党総裁としてその実現に責任を果たすべきだ」と主張しました。


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