2024年4月16日(火)
衆院3補選きょう告示
共闘強め金権自民に審判を
衆院東京15区、島根1区、長崎3区の3補欠選挙が16日告示されます(28日投開票)。自民党派閥の政治資金パーティーを巡る組織的な裏金づくり発覚後初の国政選挙で、国民の批判がますます強まる中で実施されます。日米首脳会談で日米軍事同盟の一大強化を米に誓約し、口先では「反省」を言いつつも裏金事件の真相解明にまったく後ろ向きな岸田政権に厳しい審判を下し、今後の政局に大きな影響を与える選挙です。自民党の末期的ゆきづまりのもとで、日本共産党は野党共闘を発展させ、米国いいなり政治、金権腐敗政治に審判を下すために全力で奮闘します。
日本共産党は、東京15区で酒井なつみ候補・元江東区議(立民公認)を支援し、野党の連携で闘います。島根1区では亀井亜紀子候補・元衆院議員、長崎3区では山田勝彦候補・衆院議員(いずれも立民公認)を自主支援して闘います。
東京15区は、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)事業をめぐる汚職事件で立件された秋元司・元内閣府副大臣の辞職に続いて、柿沢未途・元法務副大臣が辞職(公職選挙法違反で有罪)に追い込まれ、補欠選挙となりました。同補選は小池百合子都知事が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が設立した政治団体「ファーストの会」副代表が立候補を表明。日本維新の会も候補を擁立し、馬場伸幸代表と吉村洋文共同代表が相次いで応援に入り、激しく競り合っています。
長崎3区補選は、裏金事件で谷川弥一氏が議員辞職したことに伴うもの。自民党は政権党でありながら、東京15区と長崎3区の2選挙区では、公認候補を立てられませんでした。島根1区補選は細田博之前衆院議長の死去に伴うものです。