2024年4月13日(土)
大激戦 3議席確保必ず
鹿児島市議選 小池氏が必勝訴え
あす投票
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大接戦の最終盤に突入した鹿児島市議選(14日投票)で、たてやま清隆、大園たつや、園山えり各候補(いずれも現)の必勝に向け、日本共産党の小池晃書記局長は12日、同市内で訴えました。「16人はみ出しの大激戦だ。まだ横一線から抜け出せていない。あと一回り二回り広げて現有3議席確保を」と力を込めました。
小池氏は、子ども医療費助成について、県内88%の自治体で自己負担がないのに「鹿児島市は全国62の『中核市』で予算額トップなのに、3歳以上は月2千円の自己負担だ」と指摘。市営バスを民間移譲し、路線は4割も減らしながら、不要不急の人工島「マリンポートかごしま」に41億円も投じています。自民・公明など共産党以外は市長提案の予算にすべて賛成。3人全員当選で▽学校給食費ゼロ▽窓口払いなしの子ども医療費ゼロ▽子どもの国保税ゼロ―の三つのゼロや、市営バスの減便ストップ、川内原発運転延長中止などの実現を訴えました。
小池氏は党市議団の値打ちとして、(1)「抜群の発言力」―1人あたりの質問回数は他会派平均の4・9回に対して30回(2)「暮らしを守る力」―12年連続で国保税値上げをストップし、介護保険料をすえ置き(3)「市政へのチェック力」―当初予算220億円を大幅に超える北ふ頭へのスタジアム整備計画を撤回(4)市民と2万筆以上の署名を集め、自衛隊への名簿提供を拒否―を紹介しました。
小池氏は、米軍・自衛隊の指揮統制の枠組み強化など膨大な軍事協力を約束した日米首脳会談など、『平和国家の理念』を投げ捨てる岸田政権を批判。「『戦争する国』にしないという願いを、戦争反対を貫き、憲法を守り抜く共産党にこぞって寄せてください」と訴えました。
自民党の裏金問題での甘い処分に国民の怒りが広がっているとして、「クリーンな政治を貫く共産党必勝で、鹿児島から汚れた政治の大掃除を」と呼びかけました。
たてやま清隆候補(68)=現=は、新年度予算で17億円超の負担増を市民に押しつけた下鶴隆央市長と市議会の他会派を批判。全国の中核市第1位の予算を活用し子育てを応援、高齢者の負担増ストップをと呼び掛けました。
街頭で会社経営者から「裏金事件はひどい。自民党を倒してくれ」と激励を受けたと紹介。「日本共産党こそ伸ばして、お金ではなく市民の声で動く政治をつくろう」と力を込めました。