2024年4月9日(火)
首相刑事告発へ「会」
広島 就任祝う会巡り発足
 （写真）刑事告発への参加を呼びかける（右２人目から左へ）山根、越智、山本の各氏ら＝８日、広島市 |
衆院広島１区選出の岸田文雄氏の首相就任を祝う会（２０２２年６月）をめぐって、政治資金規正法違反（政治資金パーティーの収入不記載、岸田首相後援会の関与など）の疑いがあるとして「岸田首相を刑事告発する会」が８日発足しました。「会」は同日、広島県庁で記者会見し、広島地検へ１８日に岸田氏や後援会代表らに対する告発状を提出すると発表しました。
市民団体「河井疑惑をただす会」の山根岩男共同代表や「ヒロシマ１区市民アクション」の共同代表で防災士でもある越智秀二氏ら７人が会見に参加。山根氏は、祝う会の疑惑はもちろん、自民党が裏金事件に関係した議員ら３９人の処分を決定した一方、自民党総裁である岸田氏の処分がないことについて「これで終わりにさせてはいけない。自民党の体質含めてただしていく必要がある」と力説しました。
越智氏は、災害への備えをなおざりにし、憲法違反の武器輸出解禁、裏金事件への真相究明への責任感もないとして「岸田首相のスタンスは認められない」と厳しく批判しました。
河井疑惑をただす会メンバーの山本紀子さんは「市民の声で政治を変える」大切さを語り、「ぜひご一緒に」と刑事告発への参加を呼びかけました。
