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2024年4月6日(土)

裏金幕引き許されぬ

参院政倫審 与野党幹事ら一致

 参院政治倫理審査会は5日、幹事懇談会を開きました。日本共産党や立憲民主党、自民党など与野党の幹事らは、自民党による裏金事件に関与した議員の処分で「幕引きは許されない」と一致して主張。日本共産党の山下芳生議員は、政倫審として審査を議決した自民党議員全員に対し、参院政倫審規程17条に基づく議決を行い、出席を要請するよう主張しました。

 政倫審の野村哲郎会長(自民党)は、審査を議決した自民党議員のうち審査会に出席していない29人に出席意向を確認したものの、いずれも出席意向がなかったと説明しました。

 山下氏は、自民党の処分について「真相解明ないままの処分だ」と批判。「処分と政倫審は別であり、国会としての真相解明の役割は果たされていない。29人全員に対し、議決を行って出席要請をする段階だ」と主張しました。また、世耕弘成前自民党参院幹事長については「政倫審で虚偽答弁を行った疑いがあり、もう一度出てきてもらう必要がある」と求めました。

 立憲民主党の吉川沙織議員は、17条による議決で29人全員に出席を要請するよう主張し、世耕氏についても再度の説明を求めました。自民党の佐藤正久議員は17条による議決は重いとして、筆頭間で協議させてほしいと述べました。


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