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2024年4月4日(木)

子どもの万博動員 危険・無謀

たつみ予定候補 大教組と懇談

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(写真)北川委員長(右から3人目)らと懇談する、たつみ氏(左端)=3日、大阪市天王寺区

 来年4月開催予定の大阪・関西万博に大阪府教育庁が学校行事の一環として府内95万人の小中高校生等を参加させる事業をめぐり、日本共産党のたつみコータロー衆院近畿比例予定候補は3日、大阪教職員組合の北川美千代委員長ら役員と懇談し、現状や問題点を聞き取りました。

 万博への参加について府教委は「各学校で判断されるもの」と大教組と確認していますが、5月末までに各学校から日程などの意向を提出するよう求めています。パビリオンは希望できません。

 北川委員長らは、日程が5月に集中する可能性があり、バスの場合、バスの確保の問題や渋滞の可能性、地下鉄でも通勤ラッシュに重なり、会場まで連れていくこと自体困難が大きいと指摘。バスでは駐車場から会場入り口まで約30分、1キロメートル近く歩かねばならず、弁当を食べる屋根付きの団体休憩所が1回2000人程度で熱中症の危険性も強調しました。

 救急時の具体的対応や災害時の避難計画もなく、先日起きたガス爆発事故が今後はないという保障もないとして、「危険性が軽視されている」「モデル計画が無謀」と述べました。

 たつみ氏は「子どもたちを安全に連れていけないのは明らか。万博中止を改めて求めていく」と話しました。


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