しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年4月3日(水)

万博会場 どこでもガス発生

大阪市 たつみ氏らに可能性認める

“計画中止を”要請

 大阪市の人工島・夢洲(ゆめしま)で開催予定の大阪・関西万博の会場建設現場で3月28日に起きた可燃性ガス爆発事故の状況や原因などについて、日本共産党の、たつみコータロー党府委員会カジノ・万博問題プロジェクトチーム責任者と、山中智子、井上浩の両市議は2日、大阪市環境局の担当者から聞き取り調査しました。


写真

(写真)万博工事現場での爆発事故について大阪市から聞き取る、たつみ氏(左端)と(右から)井上、山中の各市議ら=2日、大阪市役所

 事故現場の夢洲1区は、環境局が管理する廃棄物処分場で、メタンガスなど可燃性ガスが現在も噴出しています。

 当局は「処分場なのでメタンガスは出ている。現場は低い濃度のところだった」としながら「原因はこれから検証することになる」と説明し、どこから発生するか分からないことを事実上認めました。

 さらに「1区以外でもしゅんせつ土砂を使っているところがある」と指摘。1区以外でも発生する可能性を認め、「他のエリアでは発生しない」とする万博協会の説明と異なる考えを示しました。

 当局は「市は土地を貸す立場。基本的には、工事を行う万博協会が事故防止、再発防止策を行う責任がある」との回答に終始。たつみ氏は、「説明は万博協会に求めたい」としながら、「会場のどこでも発生する可能性があり、このような事故がまた発生してもおかしくない。万博は中止すべきだ」と強調しました。


pageup