2024年4月1日(月)
ガザ ジェノサイド非難
イスラエルへの武器禁輸
英グラスゴー市議会決議
英北部スコットランド最大都市グラスゴーの市議会は28日、イスラエルによるパレスチナ・ガザでのジェノサイド(集団殺害)を非難し、同国への武器禁輸を支持する決議を賛成73、反対2で採択しました。英共産党系紙モーニング・スター(電子版)が29日報じました。
決議は、国際司法裁判所(ICJ)がイスラエルに対して出した、ジェノサイド行為の中止を求めた暫定措置をイスラエルが守っていない、と批判。市は「ジェノサイドに全面的に反対し続ける」と述べています。
またICJの暫定命令によって、英国のすべてのレベルの政府・自治体は「直接・間接にジェノサイドを支持する危険を冒さないようにする道徳的義務を負っている」と指摘。
市の調達に関わる団体、その物資・サービスのサプライチェーンが「国際人道法に違反しないようにする」ために、どのような措置がとれるかの報告書の作成を指示しました。市の契約のうち、パレスチナ占領地で製造、組み立て、操業されている物資やサービスについても現状の評価を求めています。
決議は、スコットランド自治政府が、英国によるイスラエルに対する武器禁輸を求めたことを支持。英国政府に対して「直接、間接にジェノサイドに関与する危険を冒さないために」、武器禁輸を求めています。
グラスゴーの姉妹都市であるパレスチナのベツレヘムについて、「襲撃と非常に長期の占領」にさらされているとして、連帯を表明しています。