2024年3月31日(日)
ミサイル配備に抗議
陸自勝連分屯地 市民ら150人
沖縄・うるま
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沖縄県うるま市の陸上自衛隊勝連分屯地に強行された地対艦ミサイルの配備と連隊本部の創設(21日)に対する抗議集会が30日、同分屯地前で開かれました。約150人が参加してデモ行進もし、「ミサイル配備はいらない」「沖縄を戦場にするな」などと訴えました。
「ミサイル配備から命を守るうるま市民の会」の主催。この日は分屯地内で会食などの記念行事が行われ、近くの集落は生活道路まで封鎖されました。自衛隊や米軍の関係車両が優先され、市民らは「何かあったら軍事優先で行動する構えだ」と批判しました。
照屋寛之共同代表は抗議文を読み上げ、「(反対する市民を)排除しようが、民意は高まるばかりだ。市民の8割は反対している。国民主権を愚弄(ぐろう)するものだ。説明会も開かず、配備していいのか」と訴えました。抗議文を受け取った隊員は「上司や宛先に申し伝える」とだけ述べました。
沖縄選出の野党国会議員も駆け付け、日本共産党の赤嶺政賢衆院議員は「とことんたたかっていこう。県民の団結を広げ、私たち沖縄県選出国会議員も全力で国会でたたかう」と表明しました。しまぶく恵祐県議もあいさつしました。
市内の女性(77)は「おばあから『戦争は人間の心をなくする、やったらダメだ』と聞いて育った。戦争をしない平和憲法もできた。頑張りたい」と話しました。