2024年3月29日(金)
「しんぶん赤旗」威力と魅力(7)
労働者の闘い 全国に届ける
ストが当然の社会へ
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深刻な円安と物価高騰により、実質賃金のマイナスが続いています。全労連・国民春闘共闘委員会は、労働者の生活を改善するために、物価高を上回る大幅賃上げを掲げて、ストライキを構えた闘いを続けています。
昨年3月9日、国立病院の看護師らでつくる全日本国立医療労働組合(全医労)は、大幅賃上げ・大幅増員で医療提供体制を守ろうと、全国124の病院でストを決行。「赤旗」は、1面トップと国民運動面で報じました。
その後も、そごう・西武、放送局、航空会社、新聞社などへ、多彩な要求を掲げたストが広がっています。
今春闘でもストが大きな力を発揮しています。全医労が翌日にストを構えての国立病院機構との交渉で、大幅な前進回答を勝ち取り、ストを回避。全労連・国民春闘共闘の各労組がストを構える中で引きだした回答(第2回)は、昨年同期を1440円上回る7787円(2・82%)と25年ぶりの水準です。しかし、物価高騰を上回る賃上げを実現できるかは、これからの闘いにかかっています。
労働者・労働組合の闘いこそ大幅賃上げ、労働条件改善の力です。「ストが当たり前の社会へ」。「赤旗」はストを構えての闘いを全国に届けます。(おわり)