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2024年3月29日(金)

イスラエル軍 ガザ空爆

安保理決議を無視 連日攻撃

病院包囲も続く

 イスラエル軍は27日、パレスチナのガザを複数回にわたって空爆し、住民を殺害しました。ロイター通信などが報じました。国連安保理が25日に即時停戦を求める決議を採択した後も、イスラエルはそれを無視して連日軍事攻撃を続けています。

 ガザ最南端ラファでは少なくとも住宅4軒を爆撃しました。ガザ保健当局によれば、この日の空爆の一つにより1家族の11人が殺害されました。

 空爆現場で遺体の収容作業を見守っていたムサ・ダヒールさんは、爆撃で75歳の父親と62歳の母親を亡くしました。北部ガザ市から避難していた父の友人らと両親が「一緒にいたのに突然、塵(ちり)のように消えてしまった」と悲しみをロイター通信に語りました。

 また別の現場にいたジャミル・アブホウリさんは、「空爆が増えており、やつら(イスラエル軍)はラファに侵攻すると脅している。国連安保理は何をしているのか」と訴えました。

 同日の別の空爆では女性や子どもを含む4人が殺害され、負傷者も出ました。北部ガザ市の西方でも同日、イスラエル軍による空爆で7人が殺害されました。

 南部ハンユニス近郊で26日、避難民キャンプへの空爆で複数の子どもを含む12人が死亡しています。ハンユニスと北部ガザ市の大規模病院への攻撃や包囲も続いてます。


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