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2024年3月27日(水)

PFAS調査実施を

広島 大平比例予定候補ら県に要請書

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(写真)要請書を提出する(左から)谷、中原、大平、藤井の各氏=26日、広島市

 昨年末以降、広島県東広島市や広島市安芸区を流れる瀬野川水系で、国の暫定指針値(1リットル当たり50ナノグラム)を大幅に超える有機フッ素化合物(PFAS)が検出されている問題で、日本共産党の大平よしのぶ衆院中国比例予定候補を本部長とする党県PFAS問題対策本部は26日、県庁を訪れ「有機フッ素化合物に関する緊急要請書」を湯崎英彦知事に提出しました。

 大平氏、藤井敏子県議、中原つよし衆院広島1区予定候補、谷晴美東広島市議らが参加しました。

 要請書は、汚染源の可能性が指摘される米軍川上弾薬庫(東広島市)を含め徹底した環境調査の実施と汚染源の特定、汚染除去や公費によるPFAS血中濃度検査の実施、農作物に対する風評被害を防ぐための安全性の周知と広報の徹底などを求めています。

 県環境保全課の秋山日登美課長は弾薬庫周辺の環境調査を東広島市が実施・公表しているとして「いったんは一区切りを迎えた」との認識を示す一方、農作物の汚染調査については「国のレベルにおいてもデータすらない。危ないかどうか微妙なところなのであえて情報発信は県はしていない」と答えました。

 大平氏は「いのちの源」ともいえる水や土壌に対する住民の不安な生の声を届け「県民のいのちと健康を守り不安を取り除く対策を急いでほしい」と重ねて訴えました。


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