しんぶん赤旗

お問い合わせ

日本共産党

赤旗電子版の購読はこちら 赤旗電子版の購読はこちら
このエントリーをはてなブックマークに追加

2024年3月26日(火)

「しんぶん赤旗」威力と魅力(4)

財界・大企業優遇にメス

半導体巨額支援を告発

写真

(写真)「しんぶん赤旗」1月23日付1面

 岸田文雄政権は「経済安全保障の推進」の掛け声で半導体の特定大企業へ“青天井”に支援しています。日本共産党と「しんぶん赤旗」は、暮らしを守り、格差を是正する税・財政の本来の役割を掲げて大企業優遇をただしています。

 半導体受託製造最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の熊本工場には1兆2000億円を補助します。「赤旗」は2月25日付で「TSMC支援 中小企業予算の7倍以上/特定企業に異常な投入」と批判しました。

 現地では地下水の汚染や枯渇、交通渋滞、農業、地域経済への不安が高まっています。「赤旗」は2月21日付で熊本県党が情報と対策の公開を知事に要請したことや、「地下水を守る熊本の会」が結成されたことなどを報じています。

 次世代半導体の国内量産化を目指すラピダスの北海道工場にも国は3300億円を支援します。「赤旗」は、経済産業省と米国防総省の担当者の会談で同社製品の米軍兵器への使用が検討されたことを告発(2023年9月30日付)。党道議団などと連携し、同社製半導体の軍事転用に警鐘を鳴らしました。

 発がん性が指摘され、国際的に規制強化が進む有機フッ素化合物(PFAS)の半導体工場からの排出も重大です。国が929億円を補助する半導体大手キオクシアの三重県工場の排水からは、市民の調査で当時の国の暫定指針値の2・6倍のPFASを検出。「赤旗」は1月23日付で同社が調査を開始したことを報じるとともに、税金を投じる国と県の責任を追及しました。


pageup