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2024年3月24日(日)

「しんぶん赤旗」威力と魅力(2)

「なぜ?」に応える国際報道

米の「二つの害悪」告発

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(写真)ロシアのウクライナ侵略2年の外信部長論評(左)と、バイデン米大統領の一般教書演説について報じる国際面の記事

 ロシアによるウクライナ侵略から2年、どうしたらこの無法をやめさせることができるのか。一般紙が社説などで主張したのは、おしなべてロシア軍の撤退を求めることと、ウクライナへの軍事支援の継続を呼びかけることでした。

国連憲章守れ

 これに対して「赤旗」は2月25日付3面の外信部長論評で「国連憲章を守れ」の一点で「ロシアの蛮行を止める結束を」と主張。それを妨げている米国の「二つの害悪」を明らかにしました。一つは世界を「民主主義対専制主義」のスローガンで分断したこと、もう一つはロシアの無法は非難するが、イスラエルのパレスチナ・ガザへの攻撃は擁護するという「二重基準」です。こうした視点を提示したのは「赤旗」だけでした。

 ここには、「国連憲章に基づく平和の国際秩序」を一貫して求める党綱領と大会決定の立場が示されています。

核心的な問題

 7日のバイデン米大統領の一般教書演説でも、一般紙は、「トランプ氏に対決色」(「毎日」)、「バイデン氏、トランプ氏批判」(「朝日」)といった見出しで、大統領選に向けた両候補の対決に注目した記事が大半でした。

 一方、「赤旗」は、同演説がガザへのイスラエルの軍事侵攻を擁護し、「即時の人道的停戦」にも触れなかったことに焦点を当てました。ここに米政権の核心的な問題があると批判したのは「赤旗」だけでした。

 国民の「なぜ?」に応えて世界をどうみるかを示す、ここに「赤旗」の国際報道の魅力があります。


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