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2024年3月23日(土)

オスプレイ再開に抗議

日本政府に沖縄県

 昨年11月に鹿児島県屋久島沖で墜落したオスプレイの飛行再開を米軍が強行(14日)した問題で、沖縄県は22日、日本政府に強く抗議し、オスプレイの配備撤回と具体的事故原因が明らかにされるまでの飛行停止を要請しました。池田竹州(たけくに)副知事が外務省と防衛省を訪れ、抗議文を提出しました。

 抗議文は飛行再開に「強い憤りを禁じ得ない」として、防衛省沖縄防衛局による説明では「事故原因や対策の具体的な内容は明らかにされず、県として到底納得できない」と訴えています。

 飛行再開された当日は、のべ13機ものオスプレイが離陸し、市街地上空での飛行も確認されたと指摘。日米両政府が「段階的かつ慎重に進めていく」と確認し、木原稔防衛相が「基本的な飛行」と説明したにもかかわらず、こうした運用を行ったことについて「県民の思いをないがしろにするもの」だと批判しています。

 県は、米軍が嘉手納基地(同県嘉手納町など)でのパラシュート降下訓練を4カ月連続で強行したことについても抗議し、同基地での同訓練を実施しないよう強く要請しました。


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